看護師のストレス解消は睡眠から

質のよい看護を提供するためには、自身のストレス対策が重要になります。過剰なストレスは集中力や判断力などを低下させ、看護の質の低下や思わぬミスにつながるからです。看護師のストレスには不規則な勤務形態が関係していることが多いです。ストレスを抑えるためには、まずは毎日同じ時刻に眠るようにしましょう。例えば日勤の日は22時までに床につくなどと決めておけば、身体のリズムを整えられます。

就寝時刻がバラバラだと身体がストレスを覚えて、自律神経の乱れを招きかねません。なんとなく体調が思わしくない、疲れているのに眠れない、以前より落ち込むことが多くなった、などと感じる方は要注意です。体調を万全の状態に整えておけばストレス耐性が上がり、ストレスを感じにくくなります。些細なことがストレスにつながると感じたら、自律神経のバランスが崩れているのかもしれません。

自律神経を整えるためには、時間をかけて入浴する対策も役立ちます。熱すぎるお湯は交感神経を活発にさせて寝つきを悪くさせます。心身を落ち着かせるためには、ちょっとぬるいと感じる湯温に設定し、20分程度の時間をかけて入浴する方法が推奨されています。それにより副交感神経を優位にして入眠を促進できるのです。ストレス解消の基本は質のよい睡眠を取ることですから、ぐっすりと気持ちよく眠れるように体調管理をしましょう。睡眠の質が向上すれば中途覚醒が減り、また寝起きもよくなります。